(30日、第103回全国高校ラグビー大会2回戦、石見智翠館《島根》36―26京都成章) 前回4強で、4大会連続で8強に進出していた強豪・京都成章が2回戦で姿を消した。 後半3分、同点に追いついたが、その後はグラウンドを広く使った石見智翠館の…

(30日、第103回全国高校ラグビー大会2回戦、石見智翠館《島根》36―26京都成章)

 前回4強で、4大会連続で8強に進出していた強豪・京都成章が2回戦で姿を消した。

 後半3分、同点に追いついたが、その後はグラウンドを広く使った石見智翠館の突破を防ぎ切れず。立て続けに2トライを奪われ突き放された。

 後半に犯した反則は、石見智翠館の1個に対して6個。主将のCTB太田陸斗(3年)は「反則をし続けたのが敗因で、自分たちを苦しめた」と悔やんだ。

 今年7月、元部員が大麻取締法違反の疑いで逮捕された事件が発覚。学校に誹謗(ひぼう)中傷の電話がかかってくるなど、無関係だった現部員の中にも動揺が広がった。

 そんななかで、3年生を中心に一丸となって花園までやってきた。

 太田は試合後、「今までつないできた歴史をつぶしてしまった」と涙を流したが、関崎大輔監督は「3年生には助けられて、感謝しかない」と選手たちをたたえた。