(30日、第103回全国高校ラグビー大会2回戦、佐賀工52―7高鍋) 21大会ぶりAシードの佐賀工は悲願の初優勝へ向け、好スタートを切った。前半1分、ともに高校日本代表候補のSH井上達木(3年)からSO服部亮太(同)につないで先制トライを…

 (30日、第103回全国高校ラグビー大会2回戦、佐賀工52―7高鍋)

 21大会ぶりAシードの佐賀工は悲願の初優勝へ向け、好スタートを切った。前半1分、ともに高校日本代表候補のSH井上達木(3年)からSO服部亮太(同)につないで先制トライを奪った。

 同13分には中央付近のラックから展開してWTB北村捷真(同)がトライを挙げるなど、前半だけで5トライを奪って主導権を握った。後半もFW、バックスが一体となった攻撃で3トライを追加。高鍋(宮崎)の反撃を1トライに抑え、3大会連続でベスト16に駒を進めた。

 枝吉巨樹監督は「持ち味は出せたと思う。ただ、ボールを動かしすぎてミスも増えてしまった。ミスを減らせば、もっと優位な戦いができる」と、次戦への修正点を口にした。

 司令塔の服部は「相手も気合が入っていて圧力があったけど、スペースにボールを運ぶことはできた。フィジカルでも勝てたと思う」と話した。