第76回全国高校バスケットボール選手権大会(WC、ソフトバンク ウインターカップ2023=日本バスケットボール協会主催、朝日新聞社など特別協力)は29日、決勝があり、福岡第一が福岡大大濠との「福岡対決」を63―53で制し、4年ぶり5度目の…

 第76回全国高校バスケットボール選手権大会(WC、ソフトバンク ウインターカップ2023=日本バスケットボール協会主催、朝日新聞社など特別協力)は29日、決勝があり、福岡第一が福岡大大濠との「福岡対決」を63―53で制し、4年ぶり5度目の優勝を飾った。

 両校が決勝で激突するのは2019年以来2度目。そのときは、河村勇輝(B1横浜)を擁する福岡第一が勝利。一方、11月のWC県予選では、福岡大大濠が79―61で勝利していた。

 福岡第一は序盤から、強固なディフェンスから速攻に持ち込むバスケで試合を優位に進めた。前線からのプレスが奏功し、11スチールと相手の攻撃の芽を摘んだ。

 攻撃では第1クオーター(Q)からエース崎浜秀斗(3年)が7得点、2アシストで着実に加点。崎浜とともに主将を務める山口瑛司(3年)はこの日、6アシストでゲームをつくった。

 福岡大大濠は、得意の3点シュートがなかなか決まらず、最大31点差をつけられた。1、2年生が主体のチームだが、試合終盤で3年生が奮起。第4Qでは三輪大和(3年)が8得点を挙げ、村上騎士郎(3年)も3点シュートを2本決めるなどして追い上げたが、あと一歩及ばなかった。(榎本瑞希)