今年の中山牝馬Sを制し、凱旋門賞で4着だったスルーセブンシーズ(牝5、美浦・尾関知人厩舎)が27日、JRAの競走馬登録を抹消した。今後は繁殖馬になる予定だが、繋養先は未定。同日、JRAがホームページで発表した。  スルーセブンシーズは父…

 今年の中山牝馬Sを制し、凱旋門賞で4着だったスルーセブンシーズ(牝5、美浦・尾関知人厩舎)が27日、JRAの競走馬登録を抹消した。今後は繁殖馬になる予定だが、繋養先は未定。同日、JRAがホームページで発表した。

 スルーセブンシーズは父ドリームジャーニー、母マイティースルー、母の父クロフネという血統。半姉に19年の紫苑S覇者パッシングスルーがいる。

 20年9月に中山の2歳新馬でデビュー。初陣を勝利で飾り、翌年の3月に2勝目を挙げオークスへ出走した。秋には紫苑S2着から秋華賞に参戦し、3歳シーズンを終えた。古馬となって以降も芝の中距離で活躍し、5歳を迎えて本格化。1月の初富士Sで勝利しOP入りを果たすと、3月の中山牝馬Sを完勝。一気に重賞タイトルを手にした。その後は宝塚記念へ挑み、10番人気ながらイクイノックスにクビ差の2着に好走。秋には海を渡り凱旋門賞へと参戦し、直線では見せ場十分の4着と健闘。帰国初戦の有馬記念がラストランとなった。通算成績は14戦4勝。

(JRAのホームページより)