スワーヴリチャード産駒の良血レガレイラ(牝2、美浦・木村哲也厩舎)が、ホープフルステークス(2歳牡牝・GI・芝2000m)で史上初の牝馬Vを狙う。  レガレイラは父スワーヴリチャード、母ロカ、母の父ハービンジャーの血統。母は故障や喉の疾…

 スワーヴリチャード産駒の良血レガレイラ(牝2、美浦・木村哲也厩舎)が、ホープフルステークス(2歳牡牝・GI・芝2000m)で史上初の牝馬Vを狙う。

 レガレイラは父スワーヴリチャード、母ロカ、母の父ハービンジャーの血統。母は故障や喉の疾患で素質開花とはいかなかったが、14年阪神JFでは1番人気に支持された大器だった。また、半兄ドゥラドーレスは昨年の菊花賞で4着。曾祖母は名繁殖牝馬のウインドインハーヘアなので、ディープインパクトやブラックタイド、レイデオロと同じ一族となる。

 ここまで2戦1勝。7月の新馬(函館芝1800m)は中団から一枚上の切れ味で悠々の差し切り。前走のアイビーSは差し届かずの3着だったが、自身の上がり3Fは32秒7。展開不向きに泣いただけで、決して評価を落とす内容ではなかった。牡馬相手の重賞でも通用する能力の持ち主といえる。

 ホープフルSが17年にGIに昇格して以降、牝馬は僅か2頭のみの参戦で、17年ナスノシンフォニーの5着が最高着順。牡牝混合の2歳GIを牝馬が勝てば、史上初の快挙となる。レガレイラが競馬史に残る勝利を挙げられるか、要注目の一戦となる。