2022年の香港ヴァーズ(香G1)を制したウインマリリン(牝6、美浦・手塚貴久厩舎)が27日、JRAの競走馬登録を抹消した。今後は北海道新冠町のコスモヴューファームで繁殖馬になる予定。同日、JRAがホームページで発表した。  ウインマリ…

 2022年の香港ヴァーズ(香G1)を制したウインマリリン(牝6、美浦・手塚貴久厩舎)が27日、JRAの競走馬登録を抹消した。今後は北海道新冠町のコスモヴューファームで繁殖馬になる予定。同日、JRAがホームページで発表した。

 ウインマリリンは父スクリーンヒーロー、母コスモチェーロ、母の父Fusaichi Pegasusという血統。14年のラジオNIKKEI賞を勝利したウインマーレライが半兄にあたる。

 本馬は19年12月に中山競馬場の2歳新馬戦でデビュー勝ちを収めると、翌春にはミモザ賞で2勝目を挙げ、続くフローラSで初タイトルを獲得。オークスでも7番人気ながら2着に好走し、大一番で世代上位の実力をしっかりと示した。

 4歳時には日経賞とオールカマーで牡馬相手にも重賞制覇。5歳夏の札幌記念で3着、秋のエリザベス女王杯で2着に入ると、初の海外遠征を敢行し、香港ヴァーズで待望のG1初勝利を飾った。その後もドバイやアメリカのビッグレースに挑戦。長きにわたり芝中距離路線を引っ張り、今年の有馬記念7着がラストランとなった。通算成績は22戦6勝(うち重賞4勝)。

(JRAのホームページより)