第76回全国高校バスケットボール選手権大会(ソフトバンクウインターカップ2023、日本バスケットボール協会主催、朝日新聞社など特別協力)は26日、女子準々決勝があり、札幌山の手が千葉経大付を95―54で破った。27日、準決勝で岐阜女子と対…

 第76回全国高校バスケットボール選手権大会(ソフトバンクウインターカップ2023、日本バスケットボール協会主催、朝日新聞社など特別協力)は26日、女子準々決勝があり、札幌山の手が千葉経大付を95―54で破った。27日、準決勝で岐阜女子と対戦する。

 昨年の準々決勝で破っている相手に、札幌山の手は辛勝した前日とはまるで別のチームだった。得意の3点シュートは成功率40%(千葉経大付は15・4%)で計48得点。攻撃は自在のパス回しでゴール下も外角も支配した。

 目を見張ったのは守備だ。相手のボールを奪うスチールは12(同2)を記録。素早い攻守の切り替えで堅守速攻につなげた。得点源はエース谷口憂花選手(3年)の36得点だったが、この日の功労者は巻朋花主将(同)だ。前線から重圧をかけ続けるしつこい守備で1人で5スチール。相手の良い形でのパス供給を断ち、チームを引っ張った。

 会場の視線を一身に浴びるメインコート(準決勝から実施)にはたどり着いた。めざすのは2年連続決勝の舞台だ。(佐々木洋輔)