バスケットボールの第76回全国高校選手権(ソフトバンク ウインターカップ2023、朝日新聞社など特別協力)第3日は25日、東京都内であった。愛知県代表の桜花学園は女子3回戦で京都両洋(京都)に106―63で勝利したが、桜丘は男子2回戦で東…

 バスケットボールの第76回全国高校選手権(ソフトバンク ウインターカップ2023、朝日新聞社など特別協力)第3日は25日、東京都内であった。愛知県代表の桜花学園は女子3回戦で京都両洋(京都)に106―63で勝利したが、桜丘は男子2回戦で東山(京都)に74―82で敗れた。26日は桜花学園が準々決勝で岐阜女子(岐阜)と戦う。

 桜丘の主将・平寿哉選手(3年)はシューターとして駆け回り、25得点。大接戦の末に敗れたものの、「ディフェンスから走るというチームの強みを体現できた。僕たちにとっては最高のバスケットボールができた」と爽やかに語った。

 「それでも負けてしまったのは、僕たちのレベルが低かったのではなく、東山高校さんのレベルが高かった。胸を張って帰りたい」

 水越悠太監督は、主将としての平選手について「最後の最後まで引っ張ってくれて、彼のチームだった」とたたえた。

 一方、桜花学園は、ゲームキャプテンの田中こころ選手(3年)が21得点と活躍した。4連覇を狙った昨年はまさかの3回戦敗退。試合に出ていた田中選手は「一番近くで悔しい思いをした」と振り返る。この日は「絶対ぶっちぎって勝つ」と決めていた。

 結果は43点差の大勝だった。「前半は出だしが悪くディフェンスができていなかったが、第2クオーターくらいからブレークできた」と語った。

 次戦は同じ東海勢の岐阜女子と戦う。「受け身になってしまうと絶対負けてしまう。勢いに乗らせる前に自分たちが勢いに乗る」と意気込んだ。(良永うめか)