【岡山】倉敷の連覇ならず――。24日に京都市であった全国高校駅伝競走大会(日本陸上競技連盟など主催)で、男子は倉敷が連覇を狙ったが、2時間2分49秒で惜しくも2位だった。女子は興譲館が1時間11分30秒で28位となり、3年連続の入賞はなら…

 【岡山】倉敷の連覇ならず――。24日に京都市であった全国高校駅伝競走大会(日本陸上競技連盟など主催)で、男子は倉敷が連覇を狙ったが、2時間2分49秒で惜しくも2位だった。女子は興譲館が1時間11分30秒で28位となり、3年連続の入賞はならなかった。

 男子は7区間の計42・195キロで争われた。昨年の王者の倉敷は46年連続46回目出場。4回目の優勝を狙っていたが、出遅れが響いた。1区は檜垣蒼選手(3年)が中盤から遅れ出し、トップと約1分遅れの16位で、2区の大倉凰来(おおら)選手(2年)につないだ。

 3区は17位でたすきを受けたエース、サムエル・キバティ選手(3年)が力強い走りで、14人抜きを果たした。自身が昨年出した区間記録には及ばなかったものの、区間賞の走りで順位を一気に3位に引き上げた。

 4区の桑田駿介選手(3年)も昨年に続き区間賞の好走で、順位を2位に上げ、トップの佐久長聖(長野)に15秒差にまで迫った。

 しかし、5区の八木宏樹選手(3年)、6区の首藤海翔選手(1年)、7区の生田鼓太郎選手(3年)はいずれも踏ん張ったが、優勝した佐久長聖には引き離されてしまった。

 女子は5区間の計21・0975キロで争った。興譲館は25年連続25回目出場で、優勝2回を誇る強豪校。各校のエースが集まる1区で、樋口美桜選手(3年)が27位と出遅れたのが響いた。区間賞は大分東明の奥本菜瑠海選手(3年)。転校するまで興譲館で昨年、一昨年と1区を走った選手だ。

 興譲館は2区の坪島さくら選手(3年)が36位で3区の大住早永(さえ)選手(2年)にたすきを渡した。4区の持田亜姫選手(3年)も順位を上げられず、36位でアンカーにつないだ。

 たすきを受けた5区のチェプコルコル・アイリン選手(2年)は8人を抜く踏ん張りを見せ、区間16位を記録したが、28位でゴールした。(礒部修作)