バスケットボールの第76回全国高校選手権(ソフトバンク ウインターカップ2023、朝日新聞社など特別協力)第2日は24日、東京都内であった。愛知県勢は女子2回戦で桜花学園が鳥取城北に111―60で勝ったが、安城学園は84―111で大阪薫英…

 バスケットボールの第76回全国高校選手権(ソフトバンク ウインターカップ2023、朝日新聞社など特別協力)第2日は24日、東京都内であった。愛知県勢は女子2回戦で桜花学園が鳥取城北に111―60で勝ったが、安城学園は84―111で大阪薫英女学院に、星城は69―73で聖和学園(宮城)に敗れた。男子1回戦は桜丘が68―60で豊浦(山口)に勝った。25日は桜花学園が京都両洋、桜丘は東山(京都)と戦う。

 安城学園は、1年前の雪辱を果たすことはできなかった。昨年の2回戦で敗れた相手。今回は前回より17点多く奪ったが、相手の攻撃を止め切れなかった。

 三浦心愛選手(3年)は昨年も試合終了間際に約1分間出場した。この日は最初から終了間際までコートを駆け回り、17得点を奪った。「先輩たちの分も、自分たちが頑張って勝ちたかった。相手は強かったけれど、最後までみんなであきらめずに戦えたので良かったです」

 試合後、会場の外ではその先輩たちが後輩を抱きしめる姿があった。最後のミーティングで堀智美監督は「負けたからやってきたことが間違いだったのではなく、ぶれずにやってきたからこそ、ここまで来ることができた。日本一への挑戦はここで終わったけれど、日本一努力したこと、頑張ったことに自信を持ってほしい」と語った。

 星城は、終盤の競り合いで一歩及ばなかった。前半終了時は8点を追う展開だったが、そこから追い上げ最後は一進一退だった。7年ぶりの大舞台は2戦目に4点差の紙一重で敗れたが、西込茉那主将(3年)は「この1年間、やってきた中で全員が一番いい試合だったと言える試合だった。すべて出し切ったうえで、相手が自分たちより上だった。(後輩は)試合後に悔しい顔をしていたので、来年、またここに成長して戻って来てほしい」と語った。(上山浩也)