バスケットボールの第76回全国高校選手権(ソフトバンク ウインターカップ2023、朝日新聞社など特別協力)が23日、東京都内で開幕した。三重県勢は女子1回戦で四日市メリノール学院が73―82で東海大福岡に敗退。24日は男子1回戦で四日市メ…

 バスケットボールの第76回全国高校選手権(ソフトバンク ウインターカップ2023、朝日新聞社など特別協力)が23日、東京都内で開幕した。三重県勢は女子1回戦で四日市メリノール学院が73―82で東海大福岡に敗退。24日は男子1回戦で四日市メリノール学院が青洲(山梨)と戦う。

 「最後までコートに立っていなければいけない立場なのに、ファウルトラブルで最後まで戦えず、みんなに申し訳ない」。メリノールの永井友里菜選手(3年)はそう肩を落とした。

 途中出場でチームに流れを呼ぶ「6番手」。この日も出番の度に、相手留学生と激しく競った。昨冬4強の相手に奮闘したが、後半途中に五つめのファウルを取られて退場に。仲間の追い上げも及ばなかった。

 永井選手がメリノールの中学時代、チームはジュニアウインターカップで優勝している。当時は出場機会があまりなかったが、進学後は自身の役割に徹して、力をつけてきた。

 永井選手を「コツコツとやる子」と評していた稲垣愛監督は「リバウンドで留学生に負けず、本当に頑張った。みんなもよく粘った。勝てなかったけれど、私の中では100点満点です」。(上山浩也)