バスケットボールの第76回全国高校選手権(ソフトバンク ウインターカップ2023、朝日新聞社など特別協力)が23日、東京都内で開幕した。愛知県勢は女子1回戦で安城学園が95―94で鵬学園(石川)に勝利、星城は英明(香川)に92―74だった…

 バスケットボールの第76回全国高校選手権(ソフトバンク ウインターカップ2023、朝日新聞社など特別協力)が23日、東京都内で開幕した。愛知県勢は女子1回戦で安城学園が95―94で鵬学園(石川)に勝利、星城は英明(香川)に92―74だった。24日は女子2回戦で桜花学園が鳥取城北、安城学園が大阪薫英女学院、星城が聖和学園(宮城)、男子1回戦で桜丘が豊浦(山口)と戦う。

 安城学園は試合終了まで残り約5秒で逆転した。土壇場で得点したのは西田美咲主将(3年)。ドリブルで切り込み、最後は相手のブロックをかわしてからシュートを決めた。

 選手たちは二つの思いを持って試合に臨んだ。昨年の同大会で敗れた大阪薫英女学院と次戦で戦うための権利を得ること。もう一つは、この日が誕生日の堀智美監督に白星のプレゼントを届けることだった。

 15点リードした前半から一転、後半は猛追を許して一進一退だった。堀監督は「危なかった。でも、この接戦を取ったのも明日への自信になるでしょう」。西田主将は、「2回戦では先輩たちの悔しさを晴らしたい。(監督の)誕生日も飾れて良かった」と喜んだ。(上山浩也)