今週の日曜日は、中山競馬場で有馬記念(GI・芝2500m)が行われます。  外枠不利で知られ、公開枠順抽選会でも陣営が内枠を希望することも多い有馬記念。ただし過去10年では、1〜2枠馬は[2-4-1-33]で勝率5.0%、複勝率17.5…

 今週の日曜日は、中山競馬場で有馬記念(GI・芝2500m)が行われます。

 外枠不利で知られ、公開枠順抽選会でも陣営が内枠を希望することも多い有馬記念。ただし過去10年では、1〜2枠馬は[2-4-1-33]で勝率5.0%、複勝率17.5%と全体平均を少し下回る結果になっています。

 かたや重視すべきは[7-4-4-45]の3〜5枠で、勝率11.7%で複勝率25.0%でした。とくに、5枠が現在3連勝中(いずれも16頭立て)で、2年連続で馬番5番が馬券になっています。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
大外馬番[0-0-0-10]
複勝率0%
該当馬:スターズオンアース
(過去の主な該当馬:21年タイトルホルダー4人気5着)

 外枠不利と語られる有馬記念だが、実際、過去10年では馬番12番以降の馬は[0-2-4-44]と未勝利である。また、7枠馬が[0-1-3-16]で、8枠馬が[0-0-1-19]。なかでも大外馬番の馬は10頭すべてが馬券圏外に終わっている。

※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしている。

 上位人気が予想されるスターズオンアースが消去データに該当しました。

 桜花賞、オークスの二冠制覇をふくめ、前走のジャパンC3着まで、GIで6戦連続で馬券圏内という実力馬です。ただし今回の枠順は鬼門の8枠16番の大外。

 一方、鞍上のルメール騎手は現在、20年のエリザベス女王杯でのラッキーライラックから、今年の菊花賞でのドゥレッツァまで、芝GIの大外馬番で7戦7連対中となっています。その手腕に期待したいところですが、過去傾向的には評価を割り引く手もありそうです。

 重賞レースの参考として、是非お役立てください。