【秋田】全国高校バスケットボール選手権(ウインターカップ=朝日新聞社特別協力)が23日、東京都で開幕し、6年連続出場となる男子県代表の能代科学技術は1回戦で土浦日大(茨城)と対戦する。全国優勝58度の「能代工」から校名が変わって3年目。こ…

 【秋田】全国高校バスケットボール選手権(ウインターカップ=朝日新聞社特別協力)が23日、東京都で開幕し、6年連続出場となる男子県代表の能代科学技術は1回戦で土浦日大(茨城)と対戦する。全国優勝58度の「能代工」から校名が変わって3年目。この大会は新校名でまだ勝っておらず、初白星ではずみをつけたい。

 「1勝すれば、乗っていけると思う」と小松元監督(50)。能代西と統合して校名変更した一昨年に就任した。能代工の卒業生ではないだけに、伝統校のいい点、悪い点がよく見えた。

 練習中に「笑わない」「1年生同士は会話をしない」といった不要な決まりをなくし、雰囲気を変えた。一方で自身が「憧れていた」という、速攻を研ぎすませた能代工の看板「走るバスケ」を改めて形にしたいと思っている。

 夏の全国高校総体は一昨年、今年と新校名で勝っている。中野珠斗主将(3年)は「プレッシャーはない。常に前向きな表情をみせて、『能代科技』らしさを出していきます」と、やる気をみなぎらせた。(隈部康弘)