冬の高校バスケットボール日本一を決めるウインターカップ女子に23日、日本航空北海道(千歳市)が1年生15人で挑む。今春創部し、チーム初の飛行機での道外遠征が全国大会。中にはコロナ禍だったため、初めて飛行機に乗る部員もいるという初々しさだが…

 冬の高校バスケットボール日本一を決めるウインターカップ女子に23日、日本航空北海道(千歳市)が1年生15人で挑む。今春創部し、チーム初の飛行機での道外遠征が全国大会。中にはコロナ禍だったため、初めて飛行機に乗る部員もいるという初々しさだが、初出場にして「8強進出」という高い目標を掲げている。

 新千歳空港にほど近い日本航空北海道は、1999年設置の通信制。日本航空学園(本部・山梨県)の高校で、キャビンアテンダントや航空整備士など、航空業界をめざす男女約100人が学ぶ。

 4月に創部した女子バスケ部は同校唯一の部活だ。道内外と海外から集まった15人全員が校内で寮生活を送る。午前は専攻授業でバスケ、午後は教科授業に取り組む。同校は来春に全日制が開校し、部員全員が編入する予定だという。

 部は指導歴39年の矢倉直親監督(61)が率いる。バスケが盛んな名古屋市で教諭を務めた矢倉監督は、公立進学校を全国ベスト4に導いた実績を持つ。おととし、定年退職まで残り1年のタイミングで創部の話を聞き、自らを売り込んで監督職を得た。