京都・都大路を駆け抜ける全国高校駅伝が、24日に開かれる。兵庫県代表は男子(7区、42・195キロ)、女子(5区、21・0975キロ)ともに須磨学園(神戸市須磨区)。最後の調整に励む選手たちが、報道陣の取材に応じて意気込みを語った。(森直…
京都・都大路を駆け抜ける全国高校駅伝が、24日に開かれる。兵庫県代表は男子(7区、42・195キロ)、女子(5区、21・0975キロ)ともに須磨学園(神戸市須磨区)。最後の調整に励む選手たちが、報道陣の取材に応じて意気込みを語った。(森直由)
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「今年はエース不在のチームなので『全員駅伝』を目指します」。女子の浜本憲秀監督(44)は力を込める。
中でもチームの強みは、関本遥主将(3年)のラストスパートだ。県大会では2区を担い、中継所の約500メートル手前でスパート。先頭の園田学園を抜きトップに立ち、2年ぶりの優勝に貢献した。「都大路でも得意のラストスパートで、ひとりでも多く抜いてチームを勢いづけたい」
県大会でアンカーだった副主将の黒田奈那さん(同)は終盤の失速を課題に挙げ、克服するための練習に日々励んでいるという。
「粘り強く走り抜き、3年間の集大成としてチーム一丸となり優勝を目指します」
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3年ぶりの出場となる、須磨学園の男子。選手らは昨年12月、全国大会を見るため京都・都大路を訪れた。「来年こそは絶対にここで走ろう」。帰り道、互いに誓いあったという。
日本高校歴代2位の好記録(5千メートルで13分28秒78)を持つエースの折田(おりた)壮太主将(3年)を擁し、優勝候補の一角と目される。各校のエースが集う最長の1区(10キロ)を希望する折田主将は「ラストスパートには自信がある。区間賞と優勝を目指します」。
副主将の西垣怜さん(3年)は「日ごとに成長しており、笑顔でたすきをつないで都大路を楽しみたい」。山口哲監督(50)は「結果は何位でも、終わった後に生徒たちにはいい顔をしてほしい」と話す。