福島記念で重賞初制覇を果たしたホウオウエミーズ(牝6、美浦・池上昌和厩舎)が、有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)でラストランを迎える。  ホウオウエミーズは父ロードカナロア、母エミーズスマイル、母の父アグネスタキオンの血統。母は07…

 福島記念で重賞初制覇を果たしたホウオウエミーズ(牝6、美浦・池上昌和厩舎)が、有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)でラストランを迎える。

 ホウオウエミーズは父ロードカナロア、母エミーズスマイル、母の父アグネスタキオンの血統。母は07年のアネモネSの覇者。甥には昨年のUAEダービー、今年のコリアCを制したクラウンプライドがいる。ここまで29戦6勝。重賞では壁に当たっていたが、今夏から充実期に突入。マーメイドSで3着、七夕賞で3着、リステッドの新潟牝馬Sで2着と好勝負を続けて、前走の福島記念で悲願のタイトル獲得となった。今回は昨年のエリザベス女王杯7着以来、1年1カ月ぶりのGIチャレンジ。大幅な相手強化となるが、ラストランとなるので悔いのないレースをしたいところだ。

 小笹芳央オーナーはJRAで通算110勝、重賞は21年フラワーCのホウオウイクセル、21年アーリントンCのホウオウアマゾン、そして福島記念のホウオウエミーズと3勝を挙げているが、GIは延べ16頭で21年マイルCSのホウオウアマゾンの5着が最高着順となっている。ここで悲願のビッグタイトル獲得となるか。孝行娘の最後の頑張りに期待したい。