“GI未勝利の賞金王”ディープボンド(牡6、栗東・大久保龍志厩舎)が、有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)で14回目のGI挑戦を迎える。  ディープボンドは父キズナ、母ゼフィランサス、母の父キングヘイローという血統。これまで20年京都…

 “GI未勝利の賞金王”ディープボンド(牡6、栗東・大久保龍志厩舎)が、有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)で14回目のGI挑戦を迎える。

 ディープボンドは父キズナ、母ゼフィランサス、母の父キングヘイローという血統。これまで20年京都新聞杯、21年と22年の阪神大賞典、21年フォワ賞と重賞4勝。GIでも21年から23年の天皇賞(春)、21年有馬記念と4度の2着があり、獲得賞金はGI未勝利馬歴代トップの6億8500万円に達している。

 有馬記念には3年連続の参戦となる。一昨年は中団前から渋太く脚を使い、エフフォーリアから3/4馬身差の2着。昨年は好位から失速して1秒2差の8着だったが、雪の影響で輸送時間が大幅にかかるアクシデントがあったことを考慮したい。

 今回は短期免許で来日しているT.マーカンド騎手との参戦。世界で活躍するジョッキーを背に、新たな一面を見せてくれるのか、そして悲願のGIタイトルに手が届くのか、6歳のベテランの奮起に期待したい。