ジャズのリズムに乗って景勝地・和歌浦を軽快に走る「和歌山ジャズマラソン」が17日、和歌山市内で開かれた。21回目の今年は、ハーフマラソン、10キロ、5キロ、3キロ、2キロジョギングの5種目に計7379人(昨年比約1300人増)がエントリー…

 ジャズのリズムに乗って景勝地・和歌浦を軽快に走る「和歌山ジャズマラソン」が17日、和歌山市内で開かれた。21回目の今年は、ハーフマラソン、10キロ、5キロ、3キロ、2キロジョギングの5種目に計7379人(昨年比約1300人増)がエントリーした。

 気温が急激に下がり朝から雪が舞っていた。ハーフを走るランナーたちは午前9時、和歌山城前をスタート。沿道からは「レッツゴー」と声援が飛んだ。

 コース沿いや発着会場の計13カ所にライブステーションが設けられ、多数のバンドが出演。ジャズ、昭和ポップ、沖縄三線など多彩な音色でランナーを楽しませた。寒いなか沿道で声援を送る市民の姿もあった。吹き荒れる潮風に苦しみながら、ランナーたちは和歌山マリーナシティのゴール地点まで駆けた。

 大会は、長距離走とジャズを融合させた日本初の「ミュージックマラソン」として2001年から市などが開いている。新型コロナ禍前は毎年9千人以上がエントリーしていた。(伊藤秀樹)