12月24日(日)に中山競馬場で行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。年の瀬を飾る大一番にドウデュース(牡4、栗東・友道康夫厩舎)が武豊騎手とのコンビで出走を予定している。  ドウデュースは父ハーツクライ、母ダストアンドダイヤ…

 12月24日(日)に中山競馬場で行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。年の瀬を飾る大一番にドウデュース(牡4、栗東・友道康夫厩舎)が武豊騎手とのコンビで出走を予定している。

 ドウデュースは父ハーツクライ、母ダストアンドダイヤモンズ、母の父Vindicationという血統。

 2021年9月に小倉の2歳新馬戦でデビューし、のちに重賞を制すガイアフォースやフェーングロッテンを破って初白星。続くアイビーSを勝って臨んだ朝日杯FSでは、直線でいったん先頭に立ったセリフォスを外から交わし、無傷の3連勝でGI初制覇を果たした。

 明け3歳の初戦となった弥生賞は2着で初黒星を喫し、クラシック初戦の皐月賞も3着。しかし日本ダービーでは、競馬史に残る名馬イクイノックスとのクビ差の接戦を勝ち、またレースレコードを打ち立ててダービー馬の称号を手にした。同年秋には凱旋門賞にも挑戦。

 23年は2月の京都記念から始動し1番人気に応えて1着。2度目の海外遠征でドバイターフに参戦するも直前で、左前肢跛行のため出走取り消しとなった。その後は天皇賞(秋)とジャパンCに出走し通算成績は11戦5勝。

 同馬といえば武豊騎手とのコンビ。デビューから9戦連続でタッグを組み、国内では馬券圏内を外していない。今年の天皇賞(秋)では当日、鞍上にアクシデントがあって乗り替わりとなったが、レジェンドは無事に戦列復帰を果たし今レースではコンビ復活となった。人馬ともに一筋縄にはいかなかった2023年。武豊騎手にとって4度目の制覇で、最後に笑って年を越すことができるか。