12月24日(日)に中山競馬場で行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。年の瀬を飾る大一番にホウオウエミーズ(牝6、美浦・池上昌和厩舎)が田辺裕信騎手とのコンビで出走を予定している。  ホウオウエミーズは父ロードカナロア、母エミ…

 12月24日(日)に中山競馬場で行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。年の瀬を飾る大一番にホウオウエミーズ(牝6、美浦・池上昌和厩舎)が田辺裕信騎手とのコンビで出走を予定している。

 ホウオウエミーズは父ロードカナロア、母エミーズスマイル、母の父アグネスタキオンという血統。近親にダート路線で活躍中のクラウンプライドがいる。

 本馬は19年8月に新潟競馬場でデビュー。20年3月に通算5戦目で初白星を飾ると、以降も芝中距離戦に出走して力を付け、22年3月のスピカSを制してOP入りを果たした。重賞では目立った結果が出ていなかったが、今年6月のマーメイドSで3着に入ると、続く七夕賞でも13番人気ながら再び3着。リステッドの新潟牝馬S2着をはさみ、前走の福島記念で待望の初タイトルを手にした。通算成績は29戦6勝(うち重賞1勝)。

 母のエミーズスマイルは、地方所属ながらJRAの芝路線で活躍し、中山の寒竹賞、アネモネSを勝利して桜花賞にも駒を進めた素質馬。娘も中山は3勝、2着4回と得意にしているコースで、距離は違えど経験はアドバンテージになるだろう。「牝馬は格より勢い」。4戦連続馬券内&重賞タイトルを手にした流れに乗って、関係者に“笑顔”届ける激走なるか。