仙台市出身で東京五輪の卓球男子日本代表の張本智和選手が18日、同市若林区の「サンピアスポーツクラブ仙台」で、高校生らに卓球の基本姿勢や練習方法などを指導した。 建設会社「斎喜ビル」(同区)が主催し、同クラブの会員や聖ウルスラ学院英智高校の…

 仙台市出身で東京五輪の卓球男子日本代表の張本智和選手が18日、同市若林区の「サンピアスポーツクラブ仙台」で、高校生らに卓球の基本姿勢や練習方法などを指導した。

 建設会社「斎喜ビル」(同区)が主催し、同クラブの会員や聖ウルスラ学院英智高校の卓球部員など約120人が集まった。

 張本選手は「重心を落として、手だけではなく、腰からラケットを動かすイメージ」などと話しつつ、強いボールの打ち方やサーブ、レシーブなどを実演指導。希望する人と30秒ずつ真剣勝負をする場面もあり、張本選手が本気のサーブを見せると、大きな拍手が起きた。

 張本選手は「思ってた以上に参加者のみなさんが上手で驚いた。危うく負けそうになりました」と笑った。参加した同高校卓球部女子主将の佐藤さくらさん(16)は「張本選手のサーブの種類の多さに驚いた。張本選手に少しでも近づけるようにたくさん練習したい」と話した。

 張本選手は、来年のパリ五輪の卓球男子日本代表選考会でポイント上位に位置し、出場の期待がかかる。「仙台は唯一の故郷なので戻ってこられてうれしい。来年はパリ五輪の金メダルとともに帰ってきます」と抱負を語った。(小山歩)