大相撲の元関脇寺尾で錣山(しころやま)親方の福薗好文(ふくぞの・よしふみ)さんが17日、うっ血性心不全のため東京都内の病院で死去した。60歳だった。日本相撲協会が18日、発表した。通夜は22日午後6時、葬儀は23日午前10時から、東京都江…

 大相撲の元関脇寺尾で錣山(しころやま)親方の福薗好文(ふくぞの・よしふみ)さんが17日、うっ血性心不全のため東京都内の病院で死去した。60歳だった。日本相撲協会が18日、発表した。通夜は22日午後6時、葬儀は23日午前10時から、東京都江東区清澄3の6の2の錣山部屋で。喪主は妻伊津美さん。

 鹿児島県姶良市出身。元井筒親方(元関脇鶴ケ嶺)の三男で、長兄の元十両鶴嶺山、次兄で後に井筒名跡を継承する元関脇逆鉾に続き、1979年名古屋場所で初土俵。84年名古屋場所で新十両、85年春場所に新入幕を果たした。

 回転のいい突っ張りを武器に幕内上位で活躍し、幕内出場1378回は歴代5位で、幕内在位93場所は6位。殊勲、敢闘賞をいずれも3度、技能賞を1度受賞した。2002年秋場所で引退すると年寄錣山を襲名し、元小結豊真将(現立田川親方)、関脇経験者の幕内阿炎らを育てた。