中山競馬場で引退式を行ったイクイノックス(牡4、美浦・木村哲也厩舎)が16日、JRAの競走馬登録を抹消した。今後は北海道勇払郡安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬となる予定。JRAが同日、ホームページで発表した。  イクイノックス…

 中山競馬場で引退式を行ったイクイノックス(牡4、美浦・木村哲也厩舎)が16日、JRAの競走馬登録を抹消した。今後は北海道勇払郡安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬となる予定。JRAが同日、ホームページで発表した。

 イクイノックスは父キタサンブラック、母シャトーブランシュ、その父キングヘイローという血統。顕彰馬キタサンブラックの初年度産駒で、2021年に競走馬としてデビュー。翌22年の皐月賞、日本ダービーでともに2着とクラシックタイトルこそ手にできなかったものの、同年秋の天皇賞、有馬記念を制して年度代表馬に輝いた。

 23年の初戦・ドバイシーマCでは、逃げて後続を楽々と突き放すという圧倒的な強さで海外GIを制覇。4月のロンジンワールドベストレースホースランキングにおいて129ポンドで世界1位となった。その後も宝塚記念、天皇賞(秋)、ジャパンCとGIを連勝し世界1位の座を守り続けた。通算成績は10戦8勝(うちGI・6勝)。

(JRAのホームページより)