12月24日に中山競馬場で行われる第68回有馬記念(GI、芝2500m)のデータを紹介する。 今年は、先行~追い込みと脚質に幅があるスターズオンアース、ロンスパ戦が得意なタスティエーラ、逃げ切りも十分のタイトルホルダー、鮮烈な差し脚で一発に…

12月24日に中山競馬場で行われる第68回有馬記念(GI、芝2500m)のデータを紹介する。

今年は、先行~追い込みと脚質に幅があるスターズオンアース、ロンスパ戦が得意なタスティエーラ、逃げ切りも十分のタイトルホルダー、鮮烈な差し脚で一発に警戒したいスルーセブンシーズらが、暮れの中山に集結。

ここでは過去10年のデータから予想のヒントになる「脚質傾向」を分析していく。

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■流れ次第でどの脚質にもチャンス

過去10年、逃げ【1.0.1.9】、先行【5.2.2.26】、差し【2.6.4.48】、追い込み【2.2.3.47】で、前が残るか差しが決まるか消耗戦になるか、毎年メンバー構成や流れによって変化する。

総じて言えるのは逃げ馬にとっては楽ではないということ。逃げて1着、3着はともにキタサンブラックが記録したものだ。しかし、キタサンブラックを除いた逃げ馬9頭のうち、長距離GIを逃げて勝利した馬はいない。昨年は凱旋門賞でも果敢に逃げたタイトルホルダーは9着に敗れたが、前走のダメージを鑑みれば度外視できる一戦。ジャパンCを逃げて2着したキセキは5着に健闘しており、天皇賞・春や菊花賞で逃げ切り勝ちしたタイトルホルダーならば、今年こそ軽視できないか。

勝ち馬が最も多いのが先行馬。昨年のイクイノックスや2018年のブラストワンピースなどが押し切り勝ちを飾っている。逃げ先行馬が勝った6年間の1000m通過タイムの平均は61秒6で、他4年間のそれは60秒2。2年前に8枠から5着に健闘したタイトルホルダーのペースは61秒5なので、当時以上に実績と経験を重ねた今なら好走も可能だろう。

一方で、2021年のような流れになるなら中団好位からの差し馬に警戒が必要。リピーターとなるディープボンドはもちろん、それと似た競馬ができそうなタスティエーラ、差し脚を伸ばせるジャスティンパレスやスターズオンアースあたりに展開が向きそうだ。

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SPREAD編集部