今週の日曜日は、阪神競馬場で朝日杯フューチュリティステークス(GI・芝1600m)が行われます。  阪神に舞台を移した過去9年では、前走から距離延長馬が[1-2-3-56]と少し劣勢傾向です。そして距離短縮馬も[2-1-1-22]とそれ…

 今週の日曜日は、阪神競馬場で朝日杯フューチュリティステークス(GI・芝1600m)が行われます。

 阪神に舞台を移した過去9年では、前走から距離延長馬が[1-2-3-56]と少し劣勢傾向です。そして距離短縮馬も[2-1-1-22]とそれなりで、[6-6-5-42]の前走同距離戦出走馬が中心勢力となっています。

 なかでも優秀なのがGIII昇格後のサウジアラビアRC組で[3-2-1-4]ですが、今年は直行馬は不在。対して、おなじ関西圏で行われているデイリー杯2歳S組は[1-4-2-17]で、繰り上がって優勝の可能性はあるものの、過信は禁物でしょう。そのため今年は、非重賞戦組を重視する手もありそうです。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走4人気以下の関東馬[0-0-0-15]複勝率0%
該当馬:クリーンエア、シュトラウス

 阪神開催に替わった過去9年で、前走1人気馬が5勝2着4回3着5回の好成績を残しているレースである。一方、前走4人気以下馬は[0-1-2-60]と苦戦傾向だ。そして、とくに関東馬は15頭が出走してすべて馬券圏外に終わっている。しかもそのうち6頭が前走重賞連対馬で、強くは推しにくい。
※データは阪神開催となった14年以降の過去9年間を対象にしている。

 上位人気が予想されるシュトラウスが消去データに該当しました。

 前走でGIIの東京スポーツ杯2歳Sを0.3秒差快勝してこちらに臨んできました。マイル戦への距離短縮も、新馬戦勝利とサウジアラビアRC3着の実績から不安はありません。それでも過去傾向的には、前走4人気の関東馬というのは不安要素。長距離輸送を避けて、木曜に栗東入りして当日阪神に移動という工夫が活きる可能性もありますが、データ的には疑ってみたいところです。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。