自転車のプロロードレースチーム「宇都宮ブリッツェン」(本拠地・宇都宮市)が15日、栃木県庁で会見を開き、来季にのぞむチーム態勢を発表した。西村大輝(ひろき)監督らが出席し、新メンバーを紹介した。 新加入は、コロンビア出身のジェシット・シエ…

 自転車のプロロードレースチーム「宇都宮ブリッツェン」(本拠地・宇都宮市)が15日、栃木県庁で会見を開き、来季にのぞむチーム態勢を発表した。西村大輝(ひろき)監督らが出席し、新メンバーを紹介した。

 新加入は、コロンビア出身のジェシット・シエッラ(29)とルーベン・アコスタ(27)ら6選手。

 西村監督は「国内レースでも外国人選手の活躍が目立つ。より優勝争いができるのではないか。来季はより多くの勝ち星をあげたい」と話した。

 公表された来季のスローガンは「Expand The World(世界を広げる)」。国内にとどまらず、アジアナンバーワンチームをめざす。

 シーズンが本格化する来年3月には、国際大会「ツール・ド・台湾」に出る予定。さらに4月のタイ、6月の韓国での国際大会への出場も検討中という。

 キャプテンの谷順成(じゅんせい)選手(29)は「アジアで活躍できるチームを作っていく。個人としては全日本選手権の優勝、(地元・宇都宮開催の)ジャパンカップの上位入賞をめざしたい」と意気込んだ。

 ブリッツェンは今季のジャパンサイクルリーグ(JCL)で団体総合3位。主力だった小野寺玲(28)、ベテランの阿部嵩之(37)ら5選手は今季限りで退団する。(山下龍一)