今週の土曜日は、中山競馬場でターコイズステークス(GIII・芝1600m)が行われます。  昨年は12番人気のフィアスプライドが3着。21年は13番人気ギルデッドミラーが3着。18年には10番人気リバティハイツが2着、3着に13番人気デ…

 今週の土曜日は、中山競馬場でターコイズステークス(GIII・芝1600m)が行われます。

 昨年は12番人気のフィアスプライドが3着。21年は13番人気ギルデッドミラーが3着。18年には10番人気リバティハイツが2着、3着に13番人気デンコウアンジュが入り、三連単は69万馬券と大波乱の結果となっています。

 ターコイズSは牝馬限定のハンデ戦という事に加え、冬場で調整が難しい時期でもあります。さらに、トリッキーな中山芝1600mが舞台となる事も重なり、度々二桁人気の穴馬が激走する重賞と言えます。

 多彩なメンバーで争われる事も荒れやすい要因かもしれません。3歳馬や重賞で活躍している古馬、条件戦から勝ち上がってきた馬などが入り乱れるため、能力比較が難しいために波乱が起きるのではないでしょうか。今年は例年以上に混戦模様で人気薄の出番があっても驚けません。予想を組み立てる際は人気馬だけでなく人気薄にも注意を払いたいところです。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走勝ち馬に1秒以上の差をつけられた馬(ただし、前走5番人気以内の馬は除く)
[0-0-0-24]複勝率0%
該当馬:キタウイング、クリノプレミアム、ヒップホップソウル
(過去の該当馬:22年アナザーリリック3番人気7着)
※特に言及のない限り、データはGIIIに格付けされた17年以降の6レース分を対象にしています。

 上位人気が予想されるヒップホップソウルが該当しました。

 前走で大敗している馬は完全に勢いを失っているため好走を期待するのは難しそうです。特に勝ち馬から1秒以上の大差をつけられている馬は、大敗した事で精神的ダメージを負うためなのか全く結果を残せていません。

 牡馬と比べ牝馬はメンタルが崩れると立て直すのが難しいと言われますし、前走で大敗した馬には過度な期待は禁物と言えそうです。

 ただし、例外としてはその前走で5番人気以内の支持を集めていた馬です。人気になるのは能力やそれまでの実績が評価される事がほとんどです。このような馬は大敗直後でも他馬より地力が高いため、ガラッと変わる可能性があるので注意したいところです。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。