2012年の日経賞優勝馬のネコパンチが、去る12月3日に北海道新冠町の引退馬牧場・ノーザンレイクに功労馬として入厩した。  可愛い馬名と12番人気ながら後続を寄せ付けずあざやかに逃げ切った日経賞でのレース振りが相まって現役時代から人気を…

 2012年の日経賞優勝馬のネコパンチが、去る12月3日に北海道新冠町の引退馬牧場・ノーザンレイクに功労馬として入厩した。

 可愛い馬名と12番人気ながら後続を寄せ付けずあざやかに逃げ切った日経賞でのレース振りが相まって現役時代から人気を博していたネコパンチは、競走馬引退後は東京競馬場で誘導馬や乗馬として活躍していた。

 一方ノーザンレイクでは牧場猫のメトが引退馬協会からの預託馬メイショウドトウとのコンビでSNS上で有名になり、12月6日にはフォトブック「ボス猫メトとメイショウドトウ」(辰巳出版)が発売された。このように猫が話題になることが多いノーザンレイク側が「ネコパンチに来てほしい」とJRAにオファーをしたのが入厩のきっかけとなった。

「こちらの希望を快諾してくださったJRAには、感謝しております。人気のある馬ですし環境に慣れるまで慎重を期したかったので、公表までに時間をかけさせていただきました」と話すのは、ノーザンレイク代表の川越靖幸さん。大観衆の中で誘導の経験もあるだけに牧場での暮らしにもすぐに慣れ、牧場猫メトが馬房の前を通ると首を伸ばして興味を示しているという。

 ノーザンレイクの見学は人数限定の予約制で、12月の見学受付は既に終了している。近々、競走馬のふるさと日高案内所で1、2月の見学予約の受付(電話)が行われる。ネコパンチを見学希望の方は、ノーザンレイクのXか競走馬のふるさと案内所のホームページをこまめにチェックしてほしい。