札幌2歳Sを制したセットアップ(牡2、美浦・鹿戸雄一厩舎)が、朝日杯フューチュリティステークス(2歳牡牝・GI・芝1600m)でGI初制覇を狙う。  セットアップは父デクラレーションオブウォー、母スリーアロー、母の父アルデバランIIの血…

 札幌2歳Sを制したセットアップ(牡2、美浦・鹿戸雄一厩舎)が、朝日杯フューチュリティステークス(2歳牡牝・GI・芝1600m)でGI初制覇を狙う。

 セットアップは父デクラレーションオブウォー、母スリーアロー、母の父アルデバランIIの血統。母のいとこには15年のすみれS、19年の大阪城Sを制したスピリッツミノルがいる。ここまで3戦2勝。7月の新馬(函館芝1800m)はレガレイラの2着に終わったが、2戦目の未勝利(札幌芝1800m)を快勝。続く札幌2歳Sでもハナを奪うと、上がり3Fをメンバー中最速でまとめて4馬身差の圧勝を収めた。過去3戦の1800mに対し、今回は初のマイル戦となるが、十分に対応できるスピードの持ち主といえる。

 86年以降、札幌2歳Sの覇者からは4頭の2歳女王が誕生している。しかし、意外にも朝日杯FSには12頭が参戦しながら、4回ある2着が最高着順。偉業ともいえる札幌&朝日杯のダブル制覇なるか、その走りに注目したい。

【札幌2歳S覇者の朝日杯FS成績】※86年以降、カッコ内は人気
・92年…8着テイエムハリケーン(4)
・96年…13着セイリューオー(4)
・97年…7着アイアムザプリンス(9)
・99年…13着マイネルコンドル(6)
・01年…2着ヤマノブリザード(2)
・02年…2着サクラプレジデント(1)
・03年…14着モエレエスポワール(11)
・04年…2着ストーミーカフェ(3)
・12年…2着コディーノ(1)
・14年…7着ブライトエンブレム(2)
・16年…5着トラスト(8)
・21年…5着ジオグリフ(2)