来年のパリ五輪で採用される新競技ブレイキン(ブレイクダンス)に出場が内定した川崎市在住の半井(なからい)重幸さん(21)=ダンサー名・SHIGEKIX=が12日、川崎市役所を表敬訪問し、福田紀彦市長に抱負を語った。 半井さんは今秋に中国・…

 来年のパリ五輪で採用される新競技ブレイキン(ブレイクダンス)に出場が内定した川崎市在住の半井(なからい)重幸さん(21)=ダンサー名・SHIGEKIX=が12日、川崎市役所を表敬訪問し、福田紀彦市長に抱負を語った。

 半井さんは今秋に中国・杭州で開催されたアジア競技大会で優勝し、パリ五輪への出場権を手にした。パリで開催された国際大会で優勝した川崎市在住の湯浅亜実さん(25)=同・AMI=も同席した。

 半井さんは大阪府大阪狭山市出身。大阪時代から、上京した際にはあこがれていたダンサーが踊っていた川崎市高津区の溝口周辺に足を運んでいたという。

 JR南武線武蔵溝ノ口駅の改札前はダンサーが集まって踊り、数々のダンサーを輩出してきたことから「ブレイキンの聖地」とも呼ばれる。

 半井さんも高校卒業後に川崎に拠点を移した。「川崎はブレイキン、ストリートカルチャーに前向きで背中を押してくれる。応援してくれる人が多い」

 この日の表敬訪問ではアジア大会で獲得した金メダルを市長に披露し、「来年も金メダルを触ってもらえるようにがんばります」と活躍を誓った。(佐藤英法)