今週の日曜日は、阪神競馬場で阪神ジュベナイルフィリーズ(GI・芝1600m)が行われます。  GIIIアルテミスS組が、過去10年で最多の11頭馬券になっています。とくに連対馬に限れば[5-2-2-6]と他を圧倒。しかも現在、3連勝中と…

 今週の日曜日は、阪神競馬場で阪神ジュベナイルフィリーズ(GI・芝1600m)が行われます。

 GIIIアルテミスS組が、過去10年で最多の11頭馬券になっています。とくに連対馬に限れば[5-2-2-6]と他を圧倒。しかも現在、3連勝中と好調です。

 ただし今年の該当馬サフィラは、[0-1-1-5]と未勝利のハーツクライ産駒。また騎乗する松山騎手も、5頭が二桁人気馬だったとはいえ、[0-0-0-6]と好走実績を欠くため、過信は禁物かもしれません。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】キャリア4戦以上(ただし、前走アルテミスS出走馬は除く)
[0-0-0-47]複勝率0%
該当馬:クイックバイオ、コラソンビート、シカゴスティング、ドナベティ、ナナオ

 新馬組は劣勢で、キャリア2〜3戦目がレースの中核を担う。ただし、キャリア4戦以上とレース経験豊富な馬は、過去10年で[0-1-0-51]と大苦戦。例外は、11頭が馬券になっているアルテミスS組だけと考えてみたい。

※データは過去10年間を対象にしている。

 上位人気が予想されるコラソンビートが消去データに該当しました。

 前走でGIIの京王杯2歳Sを制した格上馬です。しかも3連勝中で、出走馬中唯一の3勝馬でもあります。また、東京芝1600m戦での勝利経験も強調材料でしょう。ただし、それらの実績を積み上げるために必要だった4戦のキャリアが、じつは不安要素。あえて、上積みの可能性は少ないかもしれないと、軽視する手はありそうです。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。