今年開業の小栗実厩舎が、阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳牝・GI・芝1600m)のナナオ(牝2)とプシプシーナ(牝2)でGIに初挑戦する。  小栗厩舎は今年3月に開業して、先週までに14勝を挙げている。とりわけ10月以降に7勝と絶好調。…

 今年開業の小栗実厩舎が、阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳牝・GI・芝1600m)のナナオ(牝2)とプシプシーナ(牝2)でGIに初挑戦する。

 小栗厩舎は今年3月に開業して、先週までに14勝を挙げている。とりわけ10月以降に7勝と絶好調。先週も土曜阪神の新馬戦をモンブランミノル、日曜中京の2歳未勝利戦をナイトスラッガーで制し、勢いに乗っている。

 阪神JFは豪華2頭出しだ。ナナオは4戦2勝、2着2回。前々走の函館2歳Sは、厩舎の重賞初制覇にあと一歩の2着。続くもみじSをあっさりと逃げ切り、賞金加算に成功した。420kg前後のコンパクトにまとまった体型だけに初の1600mがカギだが、レースセンスと経験の豊富さは大きな武器となる。もう1頭のプシプシーナは2戦2勝。前走の白菊賞はナナオと同じく逃げ切り勝ちを決めた。中1週のローテーションがポイントだが、能力は十分だろう。

 ここまで2桁人気で2勝するなど、伏兵の活躍も目立ち、単勝回収率は100%オーバーの小栗厩舎。初GIでも穴党を喜ばせてくれる可能性は十分にあるはずだ。