22年のジャパンCを制したヴェラアズール(牡6、栗東・渡辺薫彦厩舎)が6日、JRAの競走馬登録を抹消された。今後は種牡馬になる予定だが、繋養先は未定。JRAが同日、ホームページで発表した。  ヴェラアズールは父エイシンフラッシュ、母ヴェ…

 22年のジャパンCを制したヴェラアズール(牡6、栗東・渡辺薫彦厩舎)が6日、JRAの競走馬登録を抹消された。今後は種牡馬になる予定だが、繋養先は未定。JRAが同日、ホームページで発表した。

 ヴェラアズールは父エイシンフラッシュ、母ヴェラブランカ、母の父クロフネという血統。祖母はアドマイヤサンデーで、近親にトールポピーやアヴェンチュラなど活躍馬が多数。

 20年3月に阪神競馬場の3歳新馬(ダ1800m)でデビュー。5戦目で初勝利を挙げ、翌年の1月には2勝目を飾った。以降もダートの条件戦に出走を重ねていたが、5歳シーズンの2戦目に芝へ転向すると、上がり最速の末脚で勝利。6月には3勝クラスを快勝しOP入りを決めると、重賞初挑戦となった京都大賞典では道中後方から驚異の末脚で追い込み、芝転向わずか5戦目でタイトル獲得となった。

 勢いそのままに臨んだジャパンCでは、名手・R.ムーア騎手のエスコートにより、直線で馬群を縫うように伸び、先頭でゴール板を駆け抜けた。芝転向からジャパンCまで6戦連続で上がり最速をマークした極上の切れ味を武器に一気にGI馬にまで上り詰め、父エイシンフラッシュに産駒のGI初制覇をプレゼントした。今年はドバイWCへ出走するなど海外遠征も経験。11月のジャパンCがラストランとなった。通算成績は27戦6勝。

(JRAのホームページより)