【兵庫】毎年11月に開催される神戸マラソンについて、神戸市は5日、折り返し地点を大蔵海岸(明石市)に変更する提案を発表した。神戸マラソン将来構想検討委員会に提案し、2025年の変更を目指すという。 神戸マラソンは神戸市や県などが主催し、1…
【兵庫】毎年11月に開催される神戸マラソンについて、神戸市は5日、折り返し地点を大蔵海岸(明石市)に変更する提案を発表した。神戸マラソン将来構想検討委員会に提案し、2025年の変更を目指すという。
神戸マラソンは神戸市や県などが主催し、11回目の今年の大会には約2万人が参加。神戸市役所前をスタートし、神戸市垂水区内で折り返し、ゴールのポートアイランドを目指した。
今回の提案は、折り返し地点を約2キロ西の大蔵海岸に延ばし、ゴールをメリケンパーク周辺のエリアに変更するというもの。
市によると、これまでのコースは神戸大橋に向かう38キロ付近から急な上り坂になっており、主要な国内マラソンに比べ好記録が出づらいという。平坦(へいたん)なコースにすることで、ランナーの負担を減らす狙いだ。
久元喜造神戸市長は5日の会見で、提案した大蔵海岸へのコース延長について「目の前に明石海峡大橋があり、淡路島も間近に見え、今よりも魅力が向上する」とアピールした。
明石市の丸谷聡子市長も同日会見し、「大蔵海岸の前に広がる瀬戸内海、淡路島、明石海峡大橋の景色は明石の宝。多くの参加者に知ってもらうことはとても喜ばしい」と歓迎した。(小川聡仁、天野剛志)