デビュー3年目の永島まなみ騎手が、阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳牝・GI・芝1600m)のスウィープフィート(牝2、栗東・庄野靖志厩舎)で女性騎手初のJRA・GI制覇を狙う。  永島まなみ騎手は21年デビューの21歳。一昨年のデビュー…

 デビュー3年目の永島まなみ騎手が、阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳牝・GI・芝1600m)のスウィープフィート(牝2、栗東・庄野靖志厩舎)で女性騎手初のJRA・GI制覇を狙う。

 永島まなみ騎手は21年デビューの21歳。一昨年のデビューイヤーは7勝に留まったが、昨年は21勝と大きく飛躍した。そして今年は先週までに46勝。22年に今村聖奈騎手が樹立した女性騎手の年間最多勝記録51勝を射程圏にとらえている。今、最も勢いのある女性ジョッキーといえるだろう。

 スウィープフィートは過去3戦全ての手綱をとっている勝手知ったるパートナー。前々走の未勝利で初勝利を挙げると、前走の白菊賞は直線で鋭く伸びてクビ差の2着。惜しくも連勝とはいかなかったが、メンバー中断トツの上がり3F33秒1を刻み、勝ちに等しい内容だった。現時点では抽選対象だが、出走できればGIでも十分にチャンスがある。

 これまでJRA所属の女性騎手のJRA・GI参戦は藤田菜七子騎手が3回、今村聖奈が1回の計4回。藤田菜七子騎手の19年フェブラリーSのコパノキッキングでの5着が最高着順となっている。自らの手で待望のビッグチャンスを手にした永島騎手が、日本の競馬史に新たな1ページを刻むことを期待したい。