アスター賞で2連勝を決めたキャットファイト(牝2、美浦・上原佑紀厩舎)が、阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳牝・GI・芝1600m)でGI初制覇を狙う。  キャットファイトは父ディスクリートキャット、母フラマブル、母の父パイロの血統。父は…

 アスター賞で2連勝を決めたキャットファイト(牝2、美浦・上原佑紀厩舎)が、阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳牝・GI・芝1600m)でGI初制覇を狙う。

 キャットファイトは父ディスクリートキャット、母フラマブル、母の父パイロの血統。父は芝ダート二刀流の種牡馬だが、母の唯一の勝ち鞍はダ1400m。何より母の父はダートのトップサイアーだから、砂向きの配合といえる。しかしながら、血統が全てではない。ここまで一貫して芝で走って3戦2勝。特筆できるのは前走のアスター賞(中山芝1600m)で、1分33秒1の2歳レコードで5馬身差の圧勝だった。馬体を見ても脚回りの軽さが印象的で、芝適性に疑問符をつける人は誰もいないだろう。

 今回が初の関西遠征となるが、阪神芝1600mでは同じくディスクリートキャット産駒のオオバンブルマイがアーリントンCを制している。血統的な舞台適性は折り紙付き。3連勝での戴冠を期待したい。