バレーボールの全日本大学選手権(朝日新聞社など主催)は2日、東京・大田区総合体育館で男女の準決勝があり、男子は2大会ぶりの優勝を狙う早大と順大が決勝進出を決めた。女子は3連覇がかかる東海大と筑波大が勝ち上がった。 男女の決勝は3日、同会場…

 バレーボールの全日本大学選手権(朝日新聞社など主催)は2日、東京・大田区総合体育館で男女の準決勝があり、男子は2大会ぶりの優勝を狙う早大と順大が決勝進出を決めた。女子は3連覇がかかる東海大と筑波大が勝ち上がった。

 男女の決勝は3日、同会場で行われる。

▽男子準決勝

 早大3―0東海大、順大3―2日体大

▽女子準決勝

 筑波大3―0岐阜協立大、東海大3―2福岡大

■女子、東海大の宮部「自信になる試合だった」

 東海大が接戦を制し、3連覇に王手をかけた。2セットを連取されて窮地に立ったが、主将の宮部(4年、金蘭会)は開き直った。「原点に立ち返る」。ブロックをかわそうとするのではなく、しっかり助走をして思い切りたたく。持ち前の強打で、流れを引き戻した。最終セットは4連続得点などで、逆転勝ちに導いた。「苦しい時にチームを助けるのが私の役割。自信になる試合だった」

■男子、早大の強みはブロック

 早大がストレートで前回準優勝の東海大を退けた。光ったのは第1セットでみせた粘り。相手のブロックに苦しんで追う展開になったが、20―23からサービスエースやブロックで4連続得点し、逆転でこのセットを奪取。その後は強みのブロックで相手の得点を許さず、試合を優位に進めた。主将の水町(4年、鎮西)は「1点への執着を大事にしてきた」と納得の勝利だった。