来年元日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)に山梨県勢として初めて、宅配水サービスを手がける「富士山の銘水」(本社・富士吉田市)の長距離陸上競技部が出場する。選手たちは1日、市役所を訪れて堀内茂市長らに健闘を誓った。 同社の陸上部は…

 来年元日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)に山梨県勢として初めて、宅配水サービスを手がける「富士山の銘水」(本社・富士吉田市)の長距離陸上競技部が出場する。選手たちは1日、市役所を訪れて堀内茂市長らに健闘を誓った。

 同社の陸上部は昨年4月に選手3人で発足。現在は選手14人が所属する。創部2年目ながら、今年11月3日の東日本実業団対抗駅伝で11位に入り、上位12チームに与えられるニューイヤー駅伝の出場権を獲得した。

 選手たちを出迎えた堀内市長は「地元の人間としても本当にうれしくてたまらない。悔いが残らない素晴らしいレースをして頂きたい」と激励した。小林竜也主将(23)は「目標は30位以内。県民の皆さんに楽しんで頂けるよう頑張ります」と決意を述べた。

 平均年齢23・9歳の若いチームで精神的支柱となっているのが、昨年10月に加入した最年長の才記壮人選手(28)。今年、1500メートルと5千メートル、1万メートルの県記録を更新した。「若手の勢いとベテランの経験がかみ合った良いチームになってきました」と話していた。(池田拓哉)