中山11Rのステイヤーズステークス(3歳上・GII・芝3600m)はアイアンバローズ(牡6、栗東・上村洋行厩舎)の一変を期待したい。  近走は不振が続くが、まだまだ見限るわけにはいかない。3000m以上ならステイヤーズSが一昨年2着、昨…

 中山11Rのステイヤーズステークス(3歳上・GII・芝3600m)はアイアンバローズ(牡6、栗東・上村洋行厩舎)の一変を期待したい。

 近走は不振が続くが、まだまだ見限るわけにはいかない。3000m以上ならステイヤーズSが一昨年2着、昨年4着、さらに昨年の阪神大賞典でも2着の実績がある。今年は苦戦が続くが、阪神大賞典はスローで位置取りが後ろ過ぎた印象。天皇賞(春)はさすがに相手が強かったし、前走の京都大賞典は休み明けに加えて距離不足だったので参考外でいい。

 ステイヤーズSといえば、同じ馬が何度も活躍する“リピーターレース”だ。近年だけでもアルバートが15年から17年まで3連覇、モンドインテロが16年3着→18年3着→19年1着、ディバインフォースが21年1着→22年3着、シルヴァーソニックが21年3着→22年1着など、複数年に渡って好走している。

 今年のメンバーで、ステイヤーズSで馬券圏内の実績があるのはアイアンバローズの1頭だけ。年齢的な衰えを指摘する声もあるが、復活があるなら今回。手が合う石橋脩騎手に導かれて馬券圏内、さらには重賞初制覇まであっても驚けない。