日本大学アメリカンフットボール部員による違法薬物事件で、麻薬取締法違反の罪に問われた同大3年生の北畠成文(のりやす)被告(21)の初公判が1日、東京地裁であった。被告は「間違いないです」と述べ、起訴内容を認めた。被告人質問では「親、部活や…

 日本大学アメリカンフットボール部員による違法薬物事件で、麻薬取締法違反の罪に問われた同大3年生の北畠成文(のりやす)被告(21)の初公判が1日、東京地裁であった。被告は「間違いないです」と述べ、起訴内容を認めた。被告人質問では「親、部活や大学の関係者に大変迷惑をかけた。申し訳ない」と謝罪した。

 検察側が「薬物への依存性や親和性が顕著だ」として懲役1年6カ月を求刑し、結審した。

 起訴状などによると、被告は7月6日、東京都中野区にある部の学生寮で、覚醒剤の成分を含む錠剤約0・2グラムを、合成麻薬MDMAと認識して所持していたとされる。