競馬の世界ランキング1位で、国内外のGI6連勝中だったイクイノックス=牡(おす)4歳、美浦・木村哲也厩舎(きゅうしゃ)=の現役引退が決まった。馬主のクラブ法人、シルクレーシングが30日に発表した。12月24日の有馬記念には出走しない。通算…

 競馬の世界ランキング1位で、国内外のGI6連勝中だったイクイノックス=牡(おす)4歳、美浦・木村哲也厩舎(きゅうしゃ)=の現役引退が決まった。馬主のクラブ法人、シルクレーシングが30日に発表した。12月24日の有馬記念には出走しない。通算成績は10戦8勝で、獲得賞金額は日本中央競馬会の所属馬として歴代最高の22億1544万6100円。

 イクイノックスは昨年の天皇賞(秋)でGI初制覇し、年末の有馬記念も連勝。年度代表馬に選出されると今年3月にはドバイ国際競走で圧勝を収め、世界のトップホースの仲間入りを果たした。

 帰国後は宝塚記念で優勝。この秋は天皇賞(秋)を芝2000メートルの日本レコードで制し、ラストランとなった11月26日のジャパンカップでも頂点に立った。