先週、日曜日の1週前特別登録の時点で26頭がエントリーした、阪神ジュベナイルフィリーズ(12月10日(日)阪神芝1600m)。ここへ未勝利、萩Sと連勝してチャレンジするルシフェル(栗東・斉藤崇史厩舎)が今朝29日、レースに向けた1週前追…

 先週、日曜日の1週前特別登録の時点で26頭がエントリーした、阪神ジュベナイルフィリーズ(12月10日(日)阪神芝1600m)。ここへ未勝利、萩Sと連勝してチャレンジするルシフェル(栗東・斉藤崇史厩舎)が今朝29日、レースに向けた1週前追い切りを行っている。

 レースで騎乗予定のB.ムルザバエフ騎手が跨って、CWでの併せ馬。正面からキラーアビリティと一緒に入場して、向正面で追走する形になって、3コーナーから4コーナーへ。1Fごとに速くなっていくラップだったが、行きたがるというよりも自然なスピード乗りで、見ているこちらが気持ちよくなるくらい。

 最後の直線に向いて、追いつくまでの勢いもどちらが格上なのか分からないくらい。ラスト1F標識では相手の方がしんどくなってきて、こちらは楽なまま。ゴールでは同入だったが、手応えは完全にこちらが優勢だった。

 時計は6F81.3-5F66.0-4F51.8-3F37.8-2F24.3-1F12.5秒。ゴール前は失速気味のラップにはなっているが、この時間帯の少し重い馬場だったことを考慮すれば、道中のラップから許容範囲の減速といってよい。むしろ、動きに余裕があったことを評価すべきで、GIが楽しみになる動きだった。

(取材・文:井内利彰)