以前は秋の阪神開幕週に行われており、当時の勝ち馬には、ジャパンCと宝塚記念を制したタップダンスシチー、春の天皇賞を勝ったスズカマンボ、宝塚記念と有馬記念を制したドリームジャーニーなどがいる。12年からこの時期の阪神に移動し、16年までは…

 以前は秋の阪神開幕週に行われており、当時の勝ち馬には、ジャパンCと宝塚記念を制したタップダンスシチー、春の天皇賞を勝ったスズカマンボ、宝塚記念と有馬記念を制したドリームジャーニーなどがいる。12年からこの時期の阪神に移動し、16年までは芝1800m、それ以降は芝2000mで開催されている。

1.若い馬が強い

 過去10回で3歳馬が6勝、4歳馬が3勝している。また、14年の勝ち馬トーセンスターダムと17年の勝ち馬サトノクロニクル、20年の勝ち馬レイパパレ、21年の勝ち馬ソーヴァリアントは、これが古馬混合重賞初挑戦だった。若くて勢いのある挑戦者が通用しやすい傾向。

2.ゆとりのあるローテ

 過去10回で、中4〜8週で参戦した馬は[7-6-3-37]で複勝率30.2%、中9週以上の休み明けだった馬は[2-2-4-17]で複勝率32.0%。対して、中3週以内だった馬は[1-3-2-54]で複勝率10.0%。詰まったローテーションの馬は強調できない。

3.距離短縮組がやや優勢

 過去10回で、前走から距離短縮となる馬は[5-6-4-42]で複勝率26.3%あるのに対し、前走も2000mだった馬は[1-4-4-37]で複勝率19.6%、距離延長となる馬は[4-1-1-29]で複勝率17.1%。距離延長組からも勝ち馬は出ているが、全体的な好走傾向からすれば距離短縮組が優勢。

 ベラジオオペラは体調が整わず日本ダービーから復帰が遅れたが、その分ここへ向けてはしっかり調整されておりいきなり力を出せる態勢。阪神2000mという舞台設定も合いそうで、勝ち負けを期待する。