大相撲九州場所は26日、福岡国際センターで千秋楽があり、大関霧島(27)=本名ビャンブチュルン・ハグワスレン、モンゴル出身、陸奥部屋=が13勝2敗で今年の春場所以来、2度目の優勝を果たした。大関昇進後は初めて。来年1月の初場所で、2場所連…

 大相撲九州場所は26日、福岡国際センターで千秋楽があり、大関霧島(27)=本名ビャンブチュルン・ハグワスレン、モンゴル出身、陸奥部屋=が13勝2敗で今年の春場所以来、2度目の優勝を果たした。大関昇進後は初めて。来年1月の初場所で、2場所連続優勝と横綱昇進をめざす。

 14日目に2敗で並んでいた平幕熱海富士を退け、単独トップに。千秋楽は結びの取組前に熱海富士が4敗に後退し、優勝が決まった。

 霧島はモンゴル東部のドルノド県出身で、遊牧民の家庭で育った。母国では柔道などを経験。日本の学校を経ずに陸奥部屋に入門し、2015年夏場所で初土俵を踏んだ。

 20年初場所で新入幕。強靱(きょうじん)な足腰が特徴で、組んでよし離れてよしの相撲をみせる。新関脇の今年春場所で初優勝を果たすと、夏場所後に大関昇進。同時に、師匠で元大関の陸奥親方から現役時代のしこ名を受け継ぎ、「霧島」と改めた。