インターネット上の対戦型競技・eスポーツの全国大会「NASEF JAPAN全日本高校eスポーツ選手権」で、阿南工業高等専門学校(徳島県阿南市)の学生たちが「ロケットリーグ」の予選を勝ち抜いて、来年2月に東京である決勝大会進出を決めた。 同…

 インターネット上の対戦型競技・eスポーツの全国大会「NASEF JAPAN全日本高校eスポーツ選手権」で、阿南工業高等専門学校(徳島県阿南市)の学生たちが「ロケットリーグ」の予選を勝ち抜いて、来年2月に東京である決勝大会進出を決めた。

 同リーグは、ゲーム内のグラウンドで空飛ぶ車を操りながら、ボールを相手ゴールに押し込んで得点を競うサッカーのようなゲーム。3人1組のチームで対戦する。予選は今月12日、60チームを4ブロックに分けてオンラインであった。

 阿南高専からは松本知大(はるひろ)さん(3年)、中西陽都(はると)さん(2年)、梶太馳(たいち)さん(1年)、控えの漆原琉星(りゅうせい)さん(1年)が出場し、巧みな技とチームワークで予選の4試合を全勝。計4チームが優勝を争う決勝大会への切符を手にした。

 同校のクラブ活動の一つ「eスポーツ研究会」に所属する4人は放課後、校内のパソコンで、国内外のチームとオンラインで練習試合を重ねてきた。松本さんは「相手に先制された試合もあったが、仲間の頑張りで予選を突破できた。決勝大会ではまず1勝し、優勝を目指す」と意気込む。

 大会は、eスポーツを教育に生かす活動に取り組むNPO法人「北米教育eスポーツ連盟日本本部」が今年度から始めた。阿南高専は、昨年度まで別の主催団体によるロケットリーグの全国大会で2度、決勝大会に進出した実績がある。(吉田博行)