今週の日曜日は、東京競馬場でジャパンカップ(GI)が行われます。  昨年から1着賞金が4億円となったジャパンCですが、何と今年はそこから1億円が増額され1着賞金は5億円。有馬記念(GI)と並び国内最高額の優勝賞金となっています。これは賞…

 今週の日曜日は、東京競馬場でジャパンカップ(GI)が行われます。

 昨年から1着賞金が4億円となったジャパンCですが、何と今年はそこから1億円が増額され1着賞金は5億円。有馬記念(GI)と並び国内最高額の優勝賞金となっています。これは賞金を増額する事により、海外の主な競走に対する競争力を高める狙いがあるようです。

 その効果もあってか、今年は例年以上の豪華メンバーが集結。国内外のGI勝ち馬8頭を含む18頭によって1着賞金5億円争奪戦が行われます。

 その中でも最大の注目を集めるのが現在GI・5連勝中のイクイノックスと今年の三冠牝馬リバティアイランドの対決ではないでしょうか。それを象徴するかのように、想定オッズでもこの2頭が抜けた人気で二強ムードとなっています。

 ただ、上記2頭以外にも多くの実力馬が出走を予定。昨年の二冠牝馬で今年のGIでも安定した走りを見せるスターズオンアースや昨年の日本ダービー(GI)勝ち馬ドウデュース、GIで3勝を挙げているタイトルホルダーなどがいます。

 ほかにも昨年のジャパンC覇者のヴェラアズールや展開の鍵を握るであろうパンサラッサ、フランスから参戦してきたイレジンなど挙げればキリがないほどの豪勢なメンバーとなっています。

 これだけのメンバーが揃った一戦で、はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。

◆GI・6連勝へ死角なし!

 今週のジャパンCでAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想されるイクイノックスでした。

 週初の本命候補3頭には挙がっていなかった本馬ですが、その予想が一転しイクイノックスに高評価が与えられました。

 イクイノックスはここまで9戦7勝2着2回。昨年春の3歳クラシックでは皐月賞(GI)、日本ダービーともに2着とビッグタイトル獲得とはなりませんでしたが、秋初戦となった天皇賞(秋)(GI)で待望のGI初制覇を達成。

 その後は有馬記念(GI)、ドバイSC(G1)、宝塚記念(GI)、そして前走の天皇賞(秋)を制し破竹の5連勝を達成。しかも、結果だけでなく内容も秀逸です。ドバイSCで逃げ切り勝ち、宝塚記念では後方からの差し切り勝ちと変幻自在な立ち回り。どんな形、条件でも結果を残しているのがこの馬の凄みと言えるのではないでしょうか。

 前走の天皇賞(秋)では1分55秒2という驚愕のレコードをマーク。これだけのタイムを出した後の一戦ですので、反動の有無が気になるところではありますが、最終追い切りの併せ馬では楽な手応えで相手を圧倒。疲れを微塵も感じさせない動きを見せており、仕上がり面に不安はありません。

 現在、イクイノックスはドバイSCでの走りが評価され、ワールドベストレースホースランキングでは129ポンドのレーティングを獲得し世界1位となっています。国内外から強豪が集まり決して勝つのは楽ではないはずです。しかし、条件や状態面に不安は感じられませんし、ここも世界ナンバーワンホースの名に恥じぬ走りに期待したいところです。