今週の日曜日は、京都競馬場で京阪杯(GIII・芝1200m)が行われます。京阪杯が京都で開催された10年から19年までの10レースでは、初角10番手以内の馬が10勝2着7回3着8回と好成績を残しています。  直線がそれほど長くない京都内…

 今週の日曜日は、京都競馬場で京阪杯(GIII・芝1200m)が行われます。京阪杯が京都で開催された10年から19年までの10レースでは、初角10番手以内の馬が10勝2着7回3着8回と好成績を残しています。

 直線がそれほど長くない京都内回りでの一戦ですので、ある程度の位置から運べる馬に分があると言えそうです。一方、初角13番手以下と後方の位置取りになった馬に関しては、2着1回のみと厳しい結果になっています。

 重賞メンバーによる一戦で前へ行った馬も簡単には止まらない事を考えると、道中後方にいる馬が追い込みを決めるのは至難の業と言えそうですし、ある程度の位置から運べる馬を中心に予想は組み立てたいところです。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走初角13番手以下(ただし、前走連対馬は除く)
[0-0-0-18]複勝率0%
該当馬:エイシンスポッター、キミワクイーン、ジュビリーヘッド、スマートリアン、ディヴィナシオン、ルガル
※特に言及のない限り、データは京都で開催された10年から19年までの10レース分を対象にしています。

 上位人気が予想されるルガルが該当しました。

 先述したようにデータ対象期間内の京阪杯では、初角10番手以内の馬が良績を残しており、初角で13番手以下の馬は分が悪くなっています。実際のレースでの位置取りを正確に予測する事は難しいですが、前走での位置取りは不変ですので参考にする事が出来ます。

 前走初角で13番手以下の馬は今回も同じような競馬になる可能性が高く、実際のレースでも結果が出ていないので大きな割引が必要となります。ただし、前走の初角で13番手以下でもそのレースで連対している馬に関しては、鋭い決め手を活かして好走する可能性があるので注意したいところです。

 前走のルガルは初角14番手と後方を追走。直線では差を詰めて4着にまで追い上げていますが、その前走は京都の外回り。今回よりも直線の長いコースでの結果ですし、それを鵜呑みにする事は出来ません。

 過去の傾向からも前走の初角で後方に位置していた馬は良績を残していませんので、人気でも信頼は置けませんし、割り引いて考えるのが得策なのではないでしょうか。

 重賞レースの参考として、是非お役立てください。