今週の日曜日は、東京競馬場でジャパンカップ(GI・芝2400m)が行われます。  過去10年で1枠は[4-3-1-9]の好結果を残し、複勝率47.1%の高率を記録しています。そして今年、その1枠に入ったのはGI4連勝中の牝馬三冠馬リバテ…

 今週の日曜日は、東京競馬場でジャパンカップ(GI・芝2400m)が行われます。

 過去10年で1枠は[4-3-1-9]の好結果を残し、複勝率47.1%の高率を記録しています。そして今年、その1枠に入ったのはGI4連勝中の牝馬三冠馬リバティアイランドと、昨年の年度代表馬でGI5連勝中のイクイノックス。二強ムードがより強まったのは間違いないところでしょう。

 ただし、イクイノックスの国内近4勝のときの2着馬は、6・10・6・7人気の伏兵馬。またリバティアイランドも、阪神で6・12人気を、オークスで15人気を馬券圏内に連れてきており、圧倒的な王者が演出する意外なヒモ荒れの可能性を考えてみたくなります。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走1800m以下戦出走
[0-0-0-8]複勝率0%
該当馬:スターズオンアース

 過去10年で、前走から距離延長馬は7勝2着5回3着9回と優秀です。2400m戦の長めの距離のレースとはいえ、スピードも問われる舞台だからでしょう。ただし、その多くは2000m戦出走馬で、そのうち15頭が天皇賞・秋組で、3頭が秋華賞組でした。一方、1800m以下戦からの一気の距離延長となった場合には好走例がありません。

※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしている。

 上位人気が予想されるスターズオンアースが消去データに該当しました。昨年の二冠牝馬で、同舞台のオークスでの勝利経験があります。さらに、今年の大阪杯でもハナ差の2着と好走。牡馬相手のGIでも通用することを証明しています。

 けれど前走は1600mのヴィクトリアマイル。桜花賞からだったオークスとおなじパターンと好意的に考えることもできそうですが、人気馬だけに、過去傾向的には少し評価を落としてみたいところです。

 重賞レースの参考として、是非お役立てください。