男子テニスの国別対抗戦デビスカップファイナルズのファイナル8(スペイン/マラガ、室内ハード)は24日、準決勝が行われ、オーストラリアがフィンランドを2勝0敗で破り、2年連続となる決勝進出を決めた。>>綿貫 陽介、清水 悠太、内山 靖崇ら横…

男子テニスの国別対抗戦デビスカップファイナルズのファイナル8(スペイン/マラガ、室内ハード)は24日、準決勝が行われ、オーストラリアがフィンランドを2勝0敗で破り、2年連続となる決勝進出を決めた。
>>綿貫 陽介、清水 悠太、内山 靖崇ら横浜慶應CH組合せ<<
9月に行われたデビスカップファイナルズのグループステージを勝ち抜いた8チームが出場し、シングルス2試合とダブルス1試合のトーナメントで決着をつける今大会。昨年大会は決勝でカナダに屈したオーストラリアだが、今年もキャプテンのL・ヒューイット(オーストラリア)を中心に団結して、世界ランク12位のA・デ ミノー(オーストラリア)を軸に勝利を重ねてきた。
準々決勝でチェコを2勝1敗で下して迎えた準決勝では、王者カナダを準々決勝で倒したフィンランドと激突した。
シングルス第1試合は世界ランク40位のA・ポピリン(オーストラリア)と同171位のO・ヴィルタネン(フィンランド)の対戦。この試合、ポピリンは8本ものサービスエースを決められたものの、ダブルフォルトも5本と乱調気味のヴィルタネンから2度のブレークに成功。自身は1度もブレークを許すことなく、1時間32分で快勝した。スコアは7-6 (7-5), 6-2。
第2試合はエースのデ ミノーが登場しフィンランドのトップランカーである世界ランク69位のE・ルースブオリ(フィンランド)と激突。ともにリターンゲームで攻撃を仕掛ける展開となり、デ ミノーは4度のブレークチャンスのうち2度ブレークを許した。しかし、デ ミノーはそれを上回る18度のブレークポイントを握り、そのうち5度成功。1時間35分のシーソーゲームを6-4, 6-3で制した。
この時点で2勝0敗となったため、3試合目のダブルスは開催されなかった。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはシングルス1試合目で勝利をあげオーストラリアの白星に貢献したポピリンのコメントが掲載されている。
「おそらく、僕のキャリアの中で最大の勝利の1つだね。僕らにとって大きな意味を持つ試合に勝てたことは、とても光栄なことだし、決して忘れることのできないことだよ」
オーストラリア代表は決勝で世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)擁するセルビアか、同4位のJ・シナー(イタリア)率いるイタリアのどちらかと対戦する。
【オーストラリアvsチェコの結果】
第1試合
ポピリン 7-6(7-5),6-2 ヴィルタネン
第2試合
デ ミノー 6-4,6-3 ルースブオリ
第3試合
M・エブデン(オーストラリア)/M・パーセル(オーストラリア) 対戦なし H・ヘリオヴァーラ(フィンランド)/P・サルミネン(フィンランド)